第3回:2017年の個人的なゲーム事情をザッと振り返ってみました!
PlayStation Storeでは明日まで、「年末年始ジャンボキャンペーン」と称して、ゲーム本編や追加コンテンツ等のセールが実施されています!
毎月のフリープレイやディスカウント価格も嬉しいお知らせですけど、こうした大規模セールはかなり魅力的。つい1~2年前までは、パッケージ購入がメインだった自分も、こうしたセールを利用することで、自然とダウンロード購入がメインになりました。自分が使用している「PS4 Pro」は、内蔵HDDが1TBに加えて、外付けのHDDで3TBの増強を施しています。ゲームデータなどを4TB分も保存できる状態ではありますが、それでも足りなくなりそうな状況です。(以下へ続く)
1.ゲームデータの大容量化とPS4 ProとPS VRの登場から1年
AAAタイトルと言われるような超大作ゲームソフトの大容量化は更に目立ってきているように感じます。大容量化そのものは以前からの引き続きではありますが、時間の経過に従ってコンテンツ数は増えていくので、HDD容量を圧迫しているのは仕方ない現状に思います。加えて、発売後の追加コンテンツや大規模アップデートなどもそれらに拍車をかけているような状況ですね。パッケージ版であれば、ここまで容量を取らない可能性もありますが、今はパッケージ版もダウンロード版も容量が変わらないことのほうが多いようです。PS4は現在、HDD容量でいえば「500GB」と「1TB」の2パターンが販売されていますが、容量不足に悩むユーザーも今後更に目立ってくるかもしれないですね。HDD容量のやりくり方法としては「プレイしなくなったゲームデータの削除」が挙げられます。容量が足りなくなれば、古いゲームを削除して、新しいゲームをダウンロードするというのが無難な方法です。ダウンロード版についても、一度購入したゲームに関しては、アカウントが無効にならない限りは再ダウンロードが可能なので、そうして調整していくのが良いでしょう。ですが、上記の画像を見てわかる通り、「50GB」前後あるゲームデータの再ダウンロードには、それなりに時間がかかります。削除してもすぐダウンロードし直してプレイできる!というコンセプトの通りではありますが、インターネット環境やゲームデータの容量に左右されやすいので、個人的にはHDDの拡張をオススメします。
上位機種である「PS4 Pro」は2016年11月10日に発売されたので、それから1年2ヶ月程度の月日が経ちました。「4K」解像度や「ブーストモード」などの機能的な面がスタンダードモデルより強化されているモデルです。私は昨年の12月頃にスタンダードモデルからこのモデルに機種変更をしました。
「PS4 Pro」の登場以降、「4K」や「HDR」といった「より高画質です」的なことが前面に押し出される形になり、ゲームユーザーのあいだでは「なにそれ?」感が薄まったように思います。「PS4 Pro」が発売される1ヶ月前には「PlayStation VR」が発売されました。トップ画像に貼りましたが、私もそのユーザーです。「VR」の本格的な登場は「ゲームメディア」の新時代というだけでなく、「映像メディア全体」の新時代の到来を感じさせ、どれだけ進化していくのかというワクワクを牽引しているように思います。
2.2017年は、こんなゲームをプレイしていました!
現在では、PS4のほぼ全てのゲームタイトルが「トロフィー機能」に対応しているため、自分がどんなゲームをプレイしてきたのかを遡るのが簡単で、とても便利です。
旧タイトルの名前も入りますが、昨年にプレイしたゲームの一覧です。
(※全て、PS4版。順不同。)
・『The Walking Dead Season1』
・『風ノ旅ビト』
・『GRAVITY DAZE/重力的目眩:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』
・『Alien Nation』
・『LET IT DIE』
・『fLOW』
・『Flowery』
・『DRIVE CLUB BIKES』
・『Dying Light』
・『Devil May Cry4 SE』
・『初音ミク Project DIVA Future Tone』
・『ミラーズエッジ カタリスト』
・『RESOGUN』
・『DARK SOULS 3』
・『ラチェット&クランク THE GAME』
・『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
・『タイタンフォール2』
・『ウィッチャー3/ワイルドハント』
・『Dirt Rally』
・『God of War 3 リマスタード』
・『ライズ・オブ・トゥームレイダー』
・『METRO 2033/REDUX』
・『GRAVITY DAZE2/重力的眩暈完結編(以下略)』
・『ララクロフト・テンプルオブオシリス』
・『バイオハザード5』
・『New みんなのGOLF』
・『UNDERTALE』
・『アンチャーテッド 古代神の秘宝』
・『FINAL FANTASY Ⅻ/THE ZODIAC AGE』
・『仁王』
・『シャドウ・オブ・ウォー』
・『戦場のヴァルキュリア リマスター』
・『Thumper』
・『THE PLAYROOM VR』
・『Play Station VR Worlds』
・『ファンタシースターオンライン2』
・『REZ INFINITE』
・『UNTIL DAWN/RUSH OF BLOOD』
・『Horizon Zero Dawn』
・『Farpoint』
・『ゴーストリコン ワイルドランズ』
・『ニーア・オートマタ』
・『ライフ・イズ・ストレンジ』
以上、46作品をプレイしました。トロフィー機能のないVRゲームや、触りだけプレイして積んでしまっている『フォールアウト4』などを含めれば、50作品を超えるかと思います。
2017年にプレイしたPS4のゲームは、どれも良作で、キチンとしたクオリティを保っているものがほとんどだったように思います。PS3の話になりますが、特に初期から中期にかけては、ゲーム開発の事情なのか、システムやスペック面で微妙な作品も目立っていましたが、PS4ではそういったゲーム作品はあまり目立たず、インディーズからAAAタイトルまで、買って損のないゲームが市場にわんさかある状況で、なかなか全てに手をのばすことはできないのですが、良質なコンテンツがハードに集まることは最も好ましいことであるので、とても良い状況に思います。
3.PS4 Proを使い始めて1年。画質優先かフレームレート優先か。
PS4 Proを購入して1年が経ちました。「ENHANCED」と記載されたゲームタイトルは「4K解像度」や「HDR」での映像描写に対応しており、Proの発売以降に登場したタイトルの多くがそれらに対応しています。光や色の表現力が以前より豊かになり、より自然なグラフィックを体感できるようになりました。10万円前後で購入したLGの55型4K対応テレビでも、その美しさや躍動感は十分に感じられ、NETFLIXやYoutubeにおける「4K」「HDR」視聴もかなりの満足感があります。NETFLIX製作のオリジナル作品のほとんどが「4K・HDR」で配信されており、『SENCE8』や『ストレンジャーシングス』に『ハウス・オブ・カード』など、素晴らしい作品も多いので、これからもっと普及していってもらえれば嬉しいところ。
ゲームにおいては、『画質優先』または『フレームレート優先』が選べるタイトルが登場し始めました。(『ライズオブトゥームレイダー』『仁王』『モンスターハンターワール』など)
(上記の画像は『仁王』での映像設定。)
先日に配信された『モンスターハンターワールド』のベータ版においても同様の設定項目があり、フレームレート優先でプレイした場合には、かなりの「なめらかさ」を感じられました。『仁王』においては、『アクションモード(フレームレート優先)』と『シネマティックモード(画質優先)』では、プレイ感度や映像の見栄えにかなりの差があり、プレイヤーの必要や好みに応じて変更ができるのは面白い試みであり、良い傾向と感じました(画質も良くて、フレームレートも良いのが理想なんですけどね・・・)。
『DARK SOULS3』については、スタンダードモデルのPS4とPS4 Proでは、フレームレートにかなりの差があり、Proでは滑らかにストレスなくプレイできます。『ニーアオートマタ』や『DmC Devil May Cry』なども快適なフレームレートが実現できており、スピート感のあるアクションゲームについては、フレームレートの快適さがプレイフィールを大きく左右されることを実感しました。『Horizon Zero Dawn』に関しては、グラフィックやゲームシステムの素晴らしさに加えて、フレームレートの快適さも十分にあり、「DECIMA」という新しいゲームエンジンの凄まじさを最高の形で披露してくれました。同エンジンを使用して製作されている『DEATH STRANDING』にも期待が高まりました。
ゲームは、「映像で物語を表現するメディア」において、現在進行形で目覚ましい進化を遂げている映像メディアだと考えています。これは「単に画質が良くなった」ということよりも、「表現可能になった映像の幅」のほうがより重要なことに思います。"制限"が目立ったゲーム開発が、ハードスペックの向上によりかなり改善されてきているのではないかと、ユーザー視点でも感じます。デモシーンとプレイアブルの境界線はより小さくなり、モーションキャプチャーやフェイシャルキャプチャーの技術なども以前とは比較にならないくらいに向上し、ゲームならではのストーリーテリングが、より違和感のない形で目の前に現れるようになりました。「ゲームキャラクターの表情や"演技"」を見て、笑ったり、泣いたり、感動したり、そんなことがいつの間にか当たり前になったように感じた「2017年」でした。
4.PSVRが凄い!これからのコンテンツにも期待!
PSVR、手にするまではわからなかったことが多くありました。まずもうこれは、プレイしなければわからない何かであり、プレイすると童心に戻ったかのごとく「すげー!」となってしまう。ディスプレイを通して見る"それ"とVRを通して見る"それ"は全くの別物。目の前に現れるサメやモンスターからの恐怖感、体は動いていないはずなのにジェットコースターに乗っているかのうようなライド感、銃やガジェットを両手で持って使用する感触、"それ"らが「無いもの」だとわかっていても「脳が錯覚してしまう」ほどのリアリティには驚かされました。
『THE PLAYROOM VR』を友人たちと集まって4~5人でプレイしたときの盛り上がりっぷり、モーションコントローラーを2本使ってプレイする『UNTIL DAWN』のリアルな射撃感、『バットマン アーカムVR』で自分の姿がバットマンとして鏡に映るシーンでは独特の感動があり、シューティングコントローラーを使用してプレイする『Farpoint』の別次元のゲーム性は"驚嘆"といった具合。
新規コンテンツの新規ハードでありながら、PSVRはかなりの実力とスペックを合わせ持っているように思います。焦点の合わせ方だったり、非VRゲームとの画質の差であったり、モーションコントローラーでスムースな移動ができない点、大作コンテンツの不足など、これからな課題もまだまだありますが、現状でもかなり楽しめます!
『バイオハザード7』や『スカイリムVR』、『DOOM VFR』など、VR専用タイトルの充実度も上がってきているところなので、これからの動きにも期待です。『バイオハザード7』の体験版では、「そこを歩く恐怖」を最大限に体感しました。非VRで何度も歩いた"あの家"と"あの廊下"が、VRでは別次元の"恐怖"へと昇華されていました。
5.まとめ
2017年は、各ソフトの面白さだけでなく、各ハードのスペックや特徴、新規コンテンツなど、「ゲームメディア全体」の盛り上がりを感じる1年でした。「e-sports」等、プロゲーマーの認知が以前よりも広がったことや「ゲーム実況動画」の相変わらずの盛り上がりを見せています。所謂「世間」と「ゲーム」の距離が、色んな意味で近づいたように思います。
「IMAX」「3D」「4DX」は、「見るから体感へ」が大きなキャッチコピーとして打ち出されていますが、「ゲーム」もその一つとして立派な成長(または進化)を遂げています。「VR」などはわかりやすく「体感性」が強く、話題性もあるので、これからも盛り上がり続けてほしいです。
ですが、「VR」を使ったストーリーテリングの発展は、まだまだ発展途上だと思います。視点が自由に動かせることや、VRの操作による疲労感は、物語を集中して見ることや「映像的に意図した演出や構図」を見逃すことも多く、そもそも"構図"や"見栄え"に関しては、それを違和感なく形作ることに大きな課題がまだまだあるように思います。
2018年も楽しみな新作ゲームや、まだやり残しているゲームが沢山あるので、マイゲームなマイライフを満喫していこうと思います!
それではまた!